原石テイストのアクセサリーって?

トルマリンのペンダントップgt010

この写真で分かるでしょうか。

縦筋が走っています。

そして少し傷が見えます。

ブルートルマリンのペンダントトップなのですが、

原石のままアクセサリーにしたのではなく、

必要最低限の加工(カット、磨き)を行い、

出来るだけ原石の状態を変えないで作ったアクセサリーです。

縦筋はこのトルマリンの特徴です。

偶然が生んだ奇麗なデザインになっています。

表面に少し欠けがありますが、あえて残しています。

消すことができても他から同じような傷が出てくるかもしれませんし、

せっかくのきれいな縦筋を消してしまうことになってしまいます。

底の部分は磨きをしていますが凸凹です。

これは綺麗にならそうとしてもどこまで削ったらいいのかわからないから、

ユニークさを出してここで止めています。

天然石の宝石です。

内部まで奇麗なものもあればクラックやインクルージョンが入っているものもあります。

どこまできれいにすればいいのか判断が難しいのです。

それはそれでその石の特徴なのです。

アクアマリンのペンダントトップaq086

このアクアマリンは元々斜めに欠けていました。

そこをなだらかにしただけです。

ちょっとユニークな形になりますが、

2つに分けたり、斜めのところまでをカットするとせっかくのきれいな表面の魅力がなくなってしまいます。

まるで樹の表面のように複雑なきれいな模様をしています。

なので、これを生かしたかったのです。

そして、このように原石に近い形で残すことにより、

石の大きさを保つことができ、

加工度を低くすることにより価格を抑えることができるのです。

奇麗に加工をされた作品は市中にいっぱいあります。

それはそれで素晴らしいことです。

入門ではないですが、

身近に宝石を感じられ、気軽に身に着けることができます。

ジュエリーではなく、アクセサリーとして。

完璧に作られた作品とは趣が違いますが、

石の持つ暖かさが伝わればと思いっています。

多くの宝石の原石は綺麗です。

形を成していないものもありますが、

多くは結晶形で産出します。

その形をそのまま身に着けるのも一つの使い方ではないでしょうか。

これらの作品はminneさんのkyoutonemunoki's galleryとcreemaさんの京都ねむの木に出品中です。

まだまだいろいろな作品がございますので、

興味をお持ちでしたら覗いてみて頂ければ嬉しいです。

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