ラピスラズリのアクセサリー
ラピスラズリは世界で最も古くから知られている宝石のひとつです。
ツタンカーメンの黄金のマスクに使われているウルトラマリンはラピスラズリを粉にして顔料として使ったものであり、
フェルメールのブルーもラピスラズリです。
ラピスラズリの産地は少なく、
その中でもアフガニスタン産のものが上に書いたものに使われています。
日本の正倉院にもこのラピスラズリを使った御物があります。
それと同じ産地のラピスラズリをアクセサリーにしています。
大きなラピスラズリのペンダントトップです。
ラピスラズリらしい単色ではなく、深いウルトラマリンに、
金色の星や白い方解石が微妙なバランスでこの石を輝かせています。
女性が身に着けるにはちょっと重い22gですが折角の石を割るのが忍びなく、
この大きさになってしまいました。
この石は上の石に比べ少し明るい感じでしょうか。
というか、方解石などの他の鉱物の比率が少し高いようです。
ラピスには同じ模様は一つもなく、
少し削るだけでもうその模様が無くなってしまう可能性があるので、
いいと思ったらそれ以上は手を入れません。
というのも、
私が3㎏ほどの原石から割り出した石たちだからです。
それの形を整え、磨きを掛けたものです。
それをアクセサリーにしています。
綺麗な宝石ですが顔料になるぐらい柔らかな石でもあります。
ということは傷がつきやすく、身に着けられる時には注意が必要です(笑)
加工はしやすく楽なのですが、
傷がついたとしてもそれもその石の歴史でもありますので、
愛着が湧くと思います。
これらの作品はMinneさん内のkyotonemunoki's galleryやcreemaさん内の京都ねむの木に出品中です。