なぜ原石や原石テイストアクセサリーなの?

今のところ、水晶は原石のままアクセサリーにしています。

宝石、貴石は原石か、少し手を入れて原石に近い状態でアクセサリーにしています。

宝石の場合、プロがカットしたルースを使う場合もありますが、

原石アクセサリーは私がカットしたものばかりで、

プロのものはないです。

今後、水晶も手を加えたものを作るかもしれませんが、

原石テイストになると思います。

水晶を原石のまま使うのは、

そのままでも奇麗だからです。

確かに欠けている部分や穴の開いた部分があることも。

けれどほとんどが成長の時にできた痕跡なのです。

水晶が外れた痕だったり、

骸晶と呼ばれる成長の仕方によって出来た段差だったりと、

水晶が育った環境によりできたものがほとんどなのです。

傷というよりも成長の記録だと思うのです。

私が扱っている水晶は、ヒマラヤ山脈のパキスタン地域で産出されるものです。

折角、世界有数のパワースポットであるヒマラヤ山脈からやってきたのですから、

できればそのままをお届けしたいと思うのです。

水晶がどのくらいの時間で成長するかは様々なようですが、

水晶ができてすぐに掘り出されることはそうそうないと思うので、

それなりの長い年月地中のに埋まっていて、

ヒマラヤ山脈のパワーを受けていたのだと思います。

水晶の中に黒い内包物が入っていることが多いです。

正確には調べていないので分かりませんが、

どうも、地上の動植物の元祖、

ストロマトライトと言われる原生藻類などが炭化したものらしいです。

光る水晶が多いのもこの藻類に蛍光する物質が含まれているからと言われています。

そうなるとこの水晶たちは相当地下で眠っていたのかも。

溶け出したものがたまたま混入したということもありますが、

夢があります。

この水晶を加工するとそういう特徴も消えてしまうかもしれないので、

原石のままでアクセサリーとして使えるものは使っています。

宝石、貴石が原石テイストや原石で使用しているのは、

加工すると小さくなって価格も上昇するからです。

折角のサイズを、特徴を無くしてしまうのはもったいないですし、

ルースはいっぱいあるので私がカットしても意味がないのです。

アクアマリンなどは特徴のある表面をしているので、

その特徴を残すことで、

作品として差別化できると考えたからです。

奇麗な結晶のものもありますが、

一方もしくは両方が欠けている結晶も多いので、

それを綺麗にして表面も特徴を残して出来るだけ奇麗にして、

アクセサリーにしています。

宝石のルースは価格が高いですが、

大きな結晶の一番いい部分だけを取り出しているので、

仕方がないですし、手間も本当にかかります。

私が磨いた宝石たちも、

傷が残っている場合があるのですが、

天然石の場合、

内部の傷が意外と多いのです。

クラックです。

いくら今ある傷を消してもまた新たな傷が出てくることがほとんどで、

それならそこそこのところで加工で止めて、

原石の特徴を生かして、

価格を抑えるようにした方がいいと考えたのです。

肉眼では気にならない傷が、

撮影して初めてイメージが違うということも。

写真で撮ると傷が目立つことが多いのですが、

これは今後の課題です。

私が作る作品は高価なものはほんの少しで、

出来るだけ日常使いしていただきたいと思っています。

特に宝石のアクセサリーは特別な日に付けるものが多く、

箪笥の肥やしになっているものも多いのでは。

少しでも日常生活を明るく前向きになってもらえればとの思いから作っているので、

一つでも多くの方の手元に届けばと思っています。

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