蛍光水晶アクセサリーの一部を紹介
紫外線を当てると光る宝石はいろいろあるんですよ。
ルビーも光りますし、ダイヤモンドもフローライトも。
ルビーはクロムの含有により光るそうですが、
水晶の場合は、蛍光する物質を含んだオイル(だと言われています)を取り込んでいるからです。
一目でわかるものやルーペで見ないとわからないものまでいろいろです。
先に紫外線と書きましたが、
紫外線は有害な紫外線もあるので注意が必要です。
私たちが日常使う紫外線はブラックライトと呼ばれ、
波長の長い紫外線を出しています。
これは人体に影響がなく、
いろいろな場面で利用されていますし、
市販もされていて簡単に手に入ります。
![](https://i0.wp.com/www.kyotocrystal.com/wp-content/uploads/2021/10/DSC_0389-1.jpg?resize=300%2C300)
奇麗な形をした水晶です。
バックが暗いのでインクルージョンが分かりにくいのですが、
少し入っています。
インクルージョンが入っていないとほぼ光りません。
インクルージョンがあっても光るとは限りません。
なかなか気難しいです。
![](https://i0.wp.com/www.kyotocrystal.com/wp-content/uploads/2021/10/DSC_1549-1.jpg?resize=300%2C225)
写真の方向が違うのでわかりにくいですが、
きれいに光っています。
日常では光っているのは見えないのがとても残念です。
水晶を見てもどこが光るのかよくわからない水晶です。
![](https://i0.wp.com/www.kyotocrystal.com/wp-content/uploads/2021/10/DSC_0712.jpg?resize=300%2C300)
この水晶はどこが光るかよくわかります。
この金色の部分です。
多くの場合、黄色もしくは金色であるところが光ることが多いです。
これも全てとは言えないのですが(笑)
![](https://i0.wp.com/www.kyotocrystal.com/wp-content/uploads/2021/10/DSC_0384.jpg?resize=300%2C225)
写真のように金色の部分全体が光っているのではなく、その一部が光っています。
それでも大きいので綺麗ですよ。
光る色はブルーに光るものが大半なのですが、
たまにオレンジや赤っぽく光るものもあります。
これは水晶の成分やほかのインクルージョンの色なども影響しているようですが、
はっきりとは私にはわかりません。
初めて見た時は違う色があるんだと驚きました。
![](https://i0.wp.com/www.kyotocrystal.com/wp-content/uploads/2021/10/DSC_0752.jpg?resize=300%2C300)
とてもとクリアーなきれいな水晶で形も整ってます。
この水晶の様にインクルージョンがたくさんあると光る確率が高くなるのでうれしいです。
特に水晶がクリアーなのでより期待してしまいます。
![](https://i0.wp.com/www.kyotocrystal.com/wp-content/uploads/2021/10/DSC_0535.jpg?resize=300%2C225)
この水晶、内部に三角形の平たい空洞があり、
その中に蛍光物質が入っていて光っています。
なかなか珍しい光り方というか、
何かのメッセージを感じますね(笑)
ほかの場所にも光るところがあり、
その光を純銀のプレートは反射して、底の部分が光っているように見えています。
ここまで強くは光りません。
今回は3つの蛍光水晶を紹介させていただきました。
原石のままアクセサリーにする所以はこういうところにもあります。
削ってしまえばオイルが無くなってしまうこともあり得ます。
水晶はそこそこの硬さがあるのですが、
加熱すると割れることがあります。
100度のお湯でも割れるので、
急激な温度変化にも弱いですし、
内部の水の膨張により、
弱い部分が割れるということも起こります。
なのでイメージ通りにきれいな水晶にできるかどうかは技術が必要です。
それでも、プロの加工屋さんでも内部まではなかなか把握できないと。
天然石の加工は紙一重だとも仰います。
見えないけれど光っている水晶。
なかなかロマンがあっていいと思うのですが。
紹介した水晶たちもそれぞれ個性があってきれいだと思います。
これらの作品はMinneさん内のkyotonemunoki's galleryやcreemaさん内の京都ねむの木に出品中です。